西唐人町で5年間営んだ器季家カフェを、地震後閉じて西村創庫を4月1日から再スタートさせました。
前震後から、約1年後です。
まだ、近隣の町家や建造物は、修復工事とその後の運営に悩み多き時かもしれません。
でも、私には信念と希望がありました。
何百年も前から城下町として賑わったまちなみ。
その中で、100年以上商いをしてきた町家には、言葉では表現できない「威厳と器の大きさ」があります。
あるというより、私が個人的に感じます。
休眠するような30年位の時を経て、私がその未知の力に魅かれ「宝箱」の鍵を開けたと勝手に思っています。
西村創庫の空間は、「スキルアップベース」です。
感じない人には感じません。
「守ってくれてありがとう!お礼に貴方の力になりますよ」の声が聞こえてくるのです。
不思議とそう信じたくなるくらいの空間なのです。
大切に愛おしく思える人には。
なので、そこで働く人、商売をする人がその声をキャッチ出来たら、いくらでもスキルアップできます。
間違いなく。
商売する場所としては、ベストな場所じゃありません。
駐車場もないし、人通りも少ない。
目の前に巨大化した眼科があるだけです。
風情のある町家通りではなく、マンションと駐車場通りになってしまったまちなみの一角。
でも、
古い家、されどミラクルな町家なのです。
家主と管理人の私の関係が濃いです。
西村創庫の家主もお嫁さんの立場です。私は全くの赤の他人。
女性ふたりで「不思議ね」と運命を感じています。
また新しいメンバーで町家再生&地産地消復興プロジェクトをスタートしました。
私が管理人の間は、スキルアップベースとして関わる皆さんの笑顔の和・輪・わ~を繋ぎたい!
南阿蘇の我が家の再生は後回しでした。この1年。
割れた器もそのまま。
ごめんね。寂しかったでしょうね。
梅雨が明けたら、山の家の再生にも取り掛かりますよ。
唐人町の町家再生も南阿蘇の家の再生も長期計画で、こつこつと。
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熊本町家再生物語」を日々更新しています。(色字クリック)