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費用対効果   

今、家づくりの仲間達でチラシをつくる計画がある。
ここで考えるのが、費用対効果。
貴重なお金を使って、いかに皆さんに自分達の存在を知ってもらうかの紙1枚。
たかがチラシ、されどチラシである。

全国展開の住宅会社に勤めていた時は、東京からパンフレットやチラシが送られてきて、必要な人は一部いくらで購入し、営業に活用する。
という押し付けの販売促進ツールを使っていた。

建築営業コンサル会社時代は社内に専属デザイナーがいたので、皆で打合せしながら会社案内や資料は作った。
これは正解だと思う。現場に一番近いスタッフも交えてモノはつくらないと、デザイナーの自己満足陶酔の作品になりかねない。
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さ~!いかに印象深く、家づくりのプロ集団を知ってもらえるか!
構成、デザイン、写真などこれから吟味してつくらなければ。

でも、よくよく考えると私はこれまでの広告やチラシなどには、あまり顔が登場しておりません。
人様の前にさらすほどの美貌もないのは確かですが、
裏方稼業でお客様の一番近くにいる人物なので
風のうわさぐらいで知られているようです。

これからも、影のドン?としてコツコツやっていきますので宜しくお願いいたします。

それにしても、大手の会社にいた時は当たり前だと思ていた、広告宣伝費、社員の福利厚生費などすごく大きなお金を得る為には
ハウスメーカーや地場の建設会社は効率の良い家づくりを大量に生産するしかないと痛感します。
展示場、パンフレット、社員の給与、立派な社屋。
みーんな、家を建ててくださったお客様からの利益です。
相当の棟数を建てないと利益は出ないし、ボーナスの出ない。

昔の話ですが、上司の言葉で
「今月、何棟売るか!目標を発表しなさい!」
の「売る」という言葉に拒絶反応を示した時期がありました。

もうあの時代には戻れなし、戻らない。

私にとって「費用対効果」とは
自分が今触れている陶芸やお花、書。琴線に触れる芸術観賞。それに多くの人たちとのすばらしい出会い。
そこで感じた感性がどのような形で建築プロデュースに効果をもたらすか!
だと思う。

by k2kikiya | 2008-07-06 08:37 | ひと

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