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年末の記憶   

記憶にある過去を遡ってみる。
小学生の頃の私。

年末は、家の商売の手伝い。
皆がクリスマスケーキとか買いながら、楽しい家族のイベントをしている時、我が家は大忙し。
猫の手も借りたい両親は、子供たちも働かせた。

私の担当は、お正月のかまぼこの注文取り。
実家は、街中で食料品店をしていた。


サザエさんの漫画に出てくる、万やさんのような仕事を、小学生の私は、20代になり、家を出るまでしていた。

「働く」
これをしないと、生きていけない現実をいつも見ていた。

サラリーマンの奥様に憧れ、数年は経験したけど、小さい頃から身に染みている「商い」へのやりがいの方が、性に合っているようだ。

たとえ「安定」は保証されなくても。

でも、もうすぐ60才という年齢を前に、想うことは
「流れ」

私は今まで「流される」ことに、気がつかずに進んでいた気がする。

自分の人生は、自分で築くもの。

そこには大いなる「覚悟」が必要。

良くも悪くも人のせいにすることは出来ない。

流された自分の責任。

三途の川の入り口に達するまで、どうしながら川を流れていくのか?

それには、舵取りが大事。

流されずに、自分の思いのままに流れる為に。

年末に、親の商売で大みそかまで働いていた私。

今は、31日はのんびり皆で過ごす時間が持てる。

これはとても大切な時間。

一年に感謝して、自分の家族、恋人、友人達の倖せも願いながら、今年を終わる。

by k2kikiya | 2015-12-19 08:32 | ひと

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