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ルーツを語る!   

私のこの性格は、父によく似てる!と言われます。
姉妹から。
決してほめ言葉ではないことは分かっています。

思い立ったら即行動する
色んなことに興味をもつ
決しておべんちゃらは言えない
嫌なことはしない
好きなことは一生懸命
基本まじめ
・・・。

誰でも親のDNAは受け継いでいるはず。
でも、ある時期、それに非常に反発します。

そして、またある時から、それを受け入れ認めます。

「歴史をつなぐ」
ルーツを語る!_f0031420_97112.jpg

お盆も近づき、ちょうちんやお供え物のことを考えていました。
そして、写真の中の祖父のことも。

父は、自分が南米ペルーで産まれたことを、お酒を飲むと良く語りました。
祖父母が、沖縄県南城市の玉城村からペルーへ移民した話を。

その当時は、自分の歴史とは感じませんでした。
父のDNAの話を聞いている感覚です。

でも、今考えると、私のこの開拓者精神は祖父母からもしっかり受け継いでいるのです。

ペルーの荒野を珈琲園に開拓して、その地で生き抜いてきた精神は、わずかですが私の魂にも響いています。

一ヶ月近くかけた船旅の向こうに夢みた楽園の現実は厳しかったはず。

でも、生きぬいたのです。
そして、日本に帰える決意をした祖父。
祖母と父たち子どもは、教育は日本で受けさせたいの想いで先に帰国。
それから戦争がはじまり、帰れない状態のまま月日が流れ、やっと祖父が帰国する時の送別会の写真です。
最前列左から4人目のベージュのスーツ姿が祖父です。
英語が話せたので、通訳役も兼ねたにも関わらず、スペイン語しか通じない現地での苦労。

父は祖父の思い出を語ってくれていました。

さて、これからは、私が沖縄ルーツを語る番です。

でも、残念なことに、私には語れるものがあまりありません。

なので、父の妹、85歳の叔母が最後の沖縄ルーツを私に語ってくれる存在です。
叔母が元気なうちに、頻繁に遊びに行こうと思っています。

彼女に会い、親戚にも聞き、私なりのルーツを子や孫に聞かせたいから。

それが、未来につながるはずだと思っています。

ルーツを知ることは、自分が先祖に守られていることに感謝して、未来に繋ぐ役割に気づくことだと思っています。

by k2kikiya | 2014-08-07 09:27 | ひと

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