住宅展示場   

今日、以前プロデュースしたお宅へ訪問したり、電話で話したりして、「何て皆さん良い方たちなのだろう。本当に出逢えて家を建てるお手伝いが出来て良かった。」
と思い、ふと昔のことを思い出しました。

初めて会社勤めをしたのが、35歳の時。
住宅営業。自分の不満足の家創り経験からの選択です。
当時は怖さも大変さも知らない世間知らずの主婦でした。
全国展開している会社で在来工法からツーバイフォーの住宅として展開し始めたばかり。
住宅会社の老舗です。
私が入社した時はちょうど常設の住宅展示場がない時でした。
先輩方は成績が上がらないのは展示場が無いからだとぼやいていました。

そうなんだ。展示場があれば成績が上がる。今は飛び込み営業だけで大変だけど、早く展示場を建ててもらえば・・・。

と単純に考えていました。

やっとJT展示場に常設展示場ができ、主任として配属に。
でも、会社の成績はたいして上がらず、2年で撤退。

撤退理由はいろいろあったと思います。
撤退だけではなく、全国の支店が統合されて、最後は会社もなくなりました。

私が会社を辞めた後の話です。
私は大手の家創りの考えにはついていけませんでした。

そして、何社か転職後に今の建築プロデュースの仕事にめぐり合いました。
今、住宅展示場はありません。大きな会社の看板もありません。
でも、縁があって家を建てさせていただいたお客様の家が
私の最大で最高の展示場かもしれません。

「今度、これから家を建てたい方をご案内していいですか?
家創りの先輩としてアドバイスをお願いします。」
この厚かましいお願いを、皆様快く受けてくださいます。

本当に感謝しています。
ハウスメーカーで営業をしていた時より、充実した毎日です。

家創りの仲間達と共通して考えることは、「経年美の家」を創ること。
建てた時が、一番美しくだんだんすすけた感じの家ではなく、年を重ねるごとに風格や味わい、心地よさをを感じることが出来る家を創ること。

これから建てる方にも、実際に「経年美の家」へご案内することが一番の参考になると思います。そして、そこで快適に暮らしているご家族の話を聞くこと。

これが一番の家創り提案です。

見せるだけの、過大表現した住宅展示場は私にはいりません。

それに、設計士の設計したプランは同じものはありません。私たちを探して相談してくださる方も他人と同じような家は創りたくないと思います。

私の仕事の財産は、これまでにお手伝いできた「家」と「ご家族」と仕事の「仲間たち」です。

これから末永く仲良くお付合いのほどよろしくお願いいたします。
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by k2kikiya | 2007-09-27 20:40 | 家づくり | Comments(0)

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