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不満足家づくり日記(2)   

家を建てたのは11年前。阪神大震災の前の年に完成しました。完成するまでの経過は今考えるとゾットすることがいっぱいでした。
今問題になっている構造のこともまったく知識が無く、地盤調査もしていなかったのでは?という感じです。土地の謄本の見方も分からず、建った後でその土地が以前沼地だったことが判明しました。「ギョ!」沈むのかなと心配しましたが、今のところ大丈夫です。
間取りに関しては、自由設計でその当時では斬新だったプランで2階リビングダイニングキッチン、寝室、浴室、1階にオーディオルーム、ゲストルーム。設計をしてくださった方は今でも仕事関係でお会いする機会があるのであまり書きませんが、現場監督と大工さんが少々問題有りでした。
細かく書けばきりがありませんが、一番ショックだったのはバリアーフリーでとお願いしたのに和室とリビングの境にしっかり段がついていたこと。フラットな空間を望んでいたので、大工さんがあっさりと「聞いて無かった。今からじゃやり直せん」と簡単に対応されたときはさすがに涙がぽろり。純情な若妻はあきらめるしかなかったのです。
それから外壁材を選ぶときになってタイル貼りを希望しましたが、高くつくということで断念。
希望を出せばすぐ価格に跳ね返り予算がオーバーしていくのです。
設備機器、照明、カーテンなど選ぶものに関しても専門のアドバイスがあまり無く、外注したメーカーさんの提案書をみるだけ。ショールームを見て回ったのは個人的に単独で行きました。
そうこうしているうちに、現場は進んでいきました。相も変わらず自転車で現場へ行くと、ビールの空き缶やお酒のビンがころがっている事がありました。
それにはびっくり。お酒好きの私でも許せませんでした。お昼時少々の量ならまだしも、ごろごろと床下まで。私たちの大事な一生に一度しかたてることの無いであろう家を酒飲みながらつくるなんて。ムカつきましたが、やっぱりおとなしい若妻は大工さんに直接言えずじまいでした。
こうやって不満足を募らせながら家は完成したのです。この時の不満足は今の仕事に反面教師としておおいに活かされいます。この続きはまた今度。

by k2kikiya | 2006-01-15 19:33 | 家づくり

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