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一先窯の二代目   

初めて作品を手に取ったのは、伝統工芸館。
小代焼一先窯の山口友一さんの器。
伝統工芸を繋ぐ若手作家として、頼もしくも楽しみでもある作風でした。

そして今日も偶然。
来年の手帳を買いに蔦谷書店へ行って、足が止まりました。
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伝統工芸の技法と、違う表情の器たち。
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飽きがこない色、デザインの急須と湯呑。
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安定感のある黒のポットとカップ。
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山口友一さんと奥様の山口博子さん。笑顔が素敵ですね。

奥様も陶芸家です。

作品が先か、作家の人柄が先か分かりませんが、魅かれると、その作家の進化が気になります。

先日「九州ブランド」という題名のテレビ番組がありました。
JR九州の「ななつぼし」の列車に乗りながら作家の五木寛之が「ブランド」について語りました。
「ブランドとは、信頼と鍛錬を繰り返しながらつづけた結果の熟成したカタチ」だと。

伝統工芸品にも通じる言葉だと思いました。
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小代焼の代表的な釉薬。

作家か?職人か?
つくり手は、自分の立ち位置を考えながら、創りたいもの、創らなければいけないもの。と
色々葛藤の中で、ものづくりに向き合っていくのでしょうか?

山口ご夫妻の器は、料理がはえるわき役の器でありながら、優しい存在感のある器。

日常器の美しさを感じます。


西唐人町の器季家カフェの建物は修復工事の為、12月から4月初旬まで閉まります。
来年、山口ご夫妻の器と、料理研究家のコラボで楽しい事が出来たら!と考えただけで、わくわくして、帰宅しました。

by k2kikiya | 2016-12-07 18:38 | 創り人

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