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蜩窯・創り続ける男(ひと)   

熊本地震後、「形あるものはいつか壊れる」を実感。
30年以上集めてきた、陶芸家の器も悲惨な状態になってしまった。

そして、考えた。
次の出会いの為に、壊れた器にはお礼を言って処分。
使い手の気持ちは、それでおさまった。

でも、つくり手はどうしているのか?

陶芸家の友人達に連絡をとった。

やはり数人は、目の前で作品が壊れていくのを見て、ショックで未だに気分がすぐれないようだ。
工房も、家も被災いした人たち。

昨日は、吉無田高原のヒグラシ窯へ伺った。
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カフェの建物も被災して、今補修工事に入っている。
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でも、手作りツリーハウスは、凛と建っていました。
陶芸家の渡辺さんは、マイペースで作品づくり中。
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色々お話を聞くと、彼の凄さが分かってきた。
器をつくるだけの男ではない。

今回は、近所の被災した家の屋根に登り、ブルーシートをかけたり、傾いたカフェの土木工事を皆でしたり、色々と動き回ったらしい。
非常にたくましいひとです。
畑仕事もします。ミニトマトから大根など、「土」に関しては軽やかに動く男(ひと)
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作品にも、それが出ています。
ワイルドで、優しい表情の器たちが完成を待っていました。
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10月初旬には、カフェが再オープンの予定。
今、ピザ窯も壊れたので、新しいピザ窯の作成中。
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早く、また美味しいピザを食べたいです。

by k2kikiya | 2016-09-22 06:43 | 創り人

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