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信じられない本当の話   

私が住宅会社に勤めていた時の設計担当者が時々器季家に遊びに来ます。


先日来店時に聞いた「信じられない本当の話」

パソコン教室で一緒だった女性と偶然ファミレスであったそうです。
彼が1級建築士ということを知っている彼女が相談をしてきました。

こんなやりとりで。

「今、友人が家を建てた工務店を紹介してもらって、設計の打ち合わせをしているけど、とても不安なんです。」
「プランが気に入らないんですか?」
「鬼門のことも気になるんです。でも、平面図を書いて見積書を提出されて、とにかく契約をしてください。詳しい打ち合わせはその後で、と言われるんです。何だか不安になってきて。」

「それは強引ですね。もう少し時間をかけてゆっくり打ち合わせを希望したら」

「はあ~。でも完成時期を決めているので、あまりのんびりもできません。不安が不信感に変わってきたので、もし良かった具体的に相談にのってくれませんか?」

ということでした。

まだ、そんな建築業者がいるのか。という悲しさと、強引さに負けて契約している人もいるはずという恐ろしさです。

家の値段は人生最高の出費額だと思います。
業者とお客様両方の考え方が一致しないと「こんなはずじゃなかった」事件が必ず起こる
ような気がします。

現在、現場検査士をしている彼は資金計画のことや融資の手続き、女性の楽しみであるキッチンの設備機器のセレクトなど具体的なことは分からないということで、私にSOSが来ました。

設計は自分がチェックしてあげるので、その他のことで不安な彼女の相談にのって欲しいということです。

もちろん即答でOK。

私の微力で「不安・不信」が「満足」に近づく家づくりが出来るのなら喜んで。


「家をつくる」ということは凄くエネルギーがいることです。
「お任せコース」が楽です。
セット料金のような広告で家を提案しているのを見ると、「つくる」ではなく「選ぶ」家は楽だと思います。
「コレとコレとコレそして、今だけおまけにコレがついてきます。」
営業マンが
「どのコースで建てますか?」
お客様
「Bコースでお願いします」

これで住むご家族が満足であれば、何も言う事はありませんが・・・。

by k2kikiya | 2006-05-17 09:51 | 家づくり

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