目標と差   

昨夜は照明デザイナーの松下美紀氏のセミナーに出かけた。
私はセミナーや講演会は好きで内容に興味がある時は積極的に行くようにしている。
「内容」もさることながら「ひと」にも非常に興味がある。

昨夜のセミナーは都市・町のライトアップを中心にした話。
以前、照明デザイナーの第一人者が美観地区である倉敷の町並みに照明を設置するまでのドキュメントをテレビで見ていた。感動ものだった。
「明かり」「光」「照明」は人間や動物の暮らしに大きく変化を与える。建築物・町並みを活かすも殺すも照明は大切。

話のスピードも間のとり方もお上手で、色んなとこで講演されているんだろうな。と感心した。

松下氏は現在福岡を中心に日本各地、東南アジアまで活動拠点を広げているすごい方。
出身は熊本で高校は私と同じ。学年は私より4つ下。

う~~~。ショック!
と言うか、私は学生時代まともに勉強したことがない。
時効だが、ちょいちょい学校から抜け出したこともある。天気の良い日は阿蘇や三角の海岸でぼんやりしていた。
遠距離交際で彼が東京に行った時は寂しくて、学校サボって会いに行ったこともある。(母には承諾を得て。理解があるというより諦めで許してくれた)
要するに、私には高校の時将来の仕事に対する目標がなかった。
小学校の頃からミュージカルスターになりたい。と言ってもまわりは?!状態だった。

10代も終わりに近づくと早く彼と結婚したい。くらいの夢しかなかったかも。
情けない。

学生時代にタイムスリップしてその頃の私と松下氏の校内での生活を想像してみた。
その当時から建築家を目指していた彼女は学校でもまじめだったんだろな。理数科かな?
廊下や礼拝堂で何話てたのかな?

私は、授業中よく詩集を読んでいた。地理や英語の時間でも。
「余白」に書かれた作家の気持ちを読みとるのは好きだった。

母はお人好しの父と商売を始めてとても苦労したので、「これからの時代は女も仕事を持つ時代。自分で稼げれば男の言いなりにならなくてすむ」
といつも言っていた。
あまり言われると反発したくなり「結婚・専業主婦」に憧れたのだ。

「お帰りなさい。食事にする。それとも先にお風呂?」このせりふにすごく幸せを感じた。
バカで平凡な高校生だった。

目標の仕事があればその頃の生活は変わっていただろうな~と
半分セミナーを聞きながら、半分は過去を振り返っていた。

昨夜は同じ年代、同じ学校で学んだ女性の「差」を感じた時間だった。
酒ばっかり飲んでたらいかん。これからでもまだ間に合う、目標をもって頑張ろう!と反省と誓いをたてて、晩酌は焼酎のお湯割り1杯で終わった。
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by k2kikiya | 2006-04-27 16:59 | ひと | Comments(0)

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