自信と過信   

大きな組織にいれば、年一回査定委員会にかけられ、自分の能力と実績を見極めた仕事力を評価され給与が決まる。
小さな会社では、さほどの給料の変化はなくても、皆が一致団結して頑張れば会社も良くなる。という精神的満足度の高い環境で仕事をする。
では個人になったら?
一匹狼、独立独歩になると、誰から評価され、誰から給与を頂くか?
全て、お客様から直結した環境。
これがとても良い。
明確に自分が分かる。今までお世話になった大きな会社から小さな会社まで、私なりに頑張ってきたつもり。
職場環境も良かった。週休二日に給与もボーナスもちゃんと頂きました。
ありがたい環境でした。お陰で子供二人を私ひとりで育てることも出来ました。

しかし、考えました。
このままで良いのか?
私がやりたかったことは何だったのか?
夢は?希望は?仕事の目的は?
二番目の子供(長男)が高校2年生の時、転勤で福岡行きが内定した時思いました。
人生の優先順位を決めよう!と。
それは、大きな組織の看板を背負った環境から身を引き、自分のやりたいことへの軌道修正でした。

子供は呆れていました。
「俺の学費どうなるの?」
そうですね。もし私が父親で妻や子供を養う立場だったら、家族のことを一番に考えなくてはいけません。
それが「責任」だと思います。
でも、会社は辞めました。うまく説明は出来ませんでしたが、私には「生き抜いていく」自信はありました。
これまでもそうでしたから。
大きな会社の組織力の中でぬるま湯につかったようにしていたら私の夢は実現しない。今しかないと思ったのです。
あれから8年が経ちました。
何とか生きています。

あの時の選択は正しかったと確信しています。
お金があるわけではありません。私の夢や目標は「高収入」ではないのです。
家を建てたい方とつくる人を繋ぐ。
自分が不満足の家づくりをしたことから始まった夢はずっと変わりません。
組織の中にいるとお客様のことは3番目くらいに出てきます。
一番は会社の存続。二番は社員の環境。三番は顧客満足。(外出しするときは当然一番に顧客満足)

人生最大のお金を使う我が家創りプロジェクト。
一番大切なのは初心者であるお客様のフォローだと思います。

独立してやっとそれが実践できました。
でも、独立して肝に銘じたいことがあります。
これは私だけではなく、周りの仲間達にも伝えたいこと。

「自信と過信は紙一重」
ポジティブに前向きに仕事をして自信を持ってやっていかないとお客様にも感動は伝わりません。
でも、時々「それ過信しすぎじゃない?」と思う発言や行動の人を見かけると、わが身を振り返ります。

「美人の鼻毛」状態になっていないか?
私は美人よ!と過信している女性がもし鼻毛が伸びていても誰も教えないし指摘もしない。
これは成長が止まる合図です。
男性で例えると「裸の王様」

才能のある方、仕事力のある方は人柄に出ます。
時々、どうしようもなく嫌なやつだけど才能は認めるという例外の人に出会いますが、基本的に私のものさしには人柄という基準は必ずあります。
但し、人柄は良いけど仕事となると・・・?の人とはビジネスパートナーではなく、良いお友達関係を大切にします。

仕事がうまく回っている時ほど慎重に自分の事を見つめる時です。
一番素が出ます。忙しいとは心を亡くすと書きます。
取り繕う時間がない時ほど、自分の本性が出ます。

自信と過信
最近このことを良く考えます。
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by k2kikiya | 2010-01-27 08:36 | ひと

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