世代が変わる   

昨夜は知人のお父様のお通夜。
ナイスポーズの遺影を拝見して、生前とてもお洒落でカッコイイ方だったことが分かる。

介護が始まって6年、彼女は本当に献身的にお父様を見守ってきた。
私も同じ時期に、父の病気が分かり、どの病院が良いとか、施設の内容、時間に追われることなど、経験者で無ければ分からない、大変さ、きつさ、親族との関わり。
いっぱい話しながら、励まし合ってきた。
きっと、彼女の愛情をいっぱい感じながら、お父様は感謝の気持ちで天国へ旅立たれるはずです。

私も父との介護生活を思い出した。

自分が母親で父が息子。
そんな会話になるほど、立場が逆転する介護。

私にとって
なぜ?どうしよう?何が良い環境?この先いつまで・・・。
自分の疲労や精神的葛藤、金銭的困難を乗り越えた先にあるものは

初めて感じる父への「愛おしさ」でした。

若い頃は父のことが嫌いでした。
理由はさほどありません。
母親と喧嘩している姿が嫌いだったのです。
今考えれば、母にも原因がある内容の喧嘩です。

母は可愛い女ではなく、ひたすら頑張る努力の人でした。
楽天的で、人生を楽しみたいと考える父と性格上合わないところがあったのかもしれません。

母が他界して、ひとりになった人生も淋しいながら楽しく前向きに生きていた父。
パーキンソン病が発病してから4年は、自分の頭と体がバランスよく動かないもどかしさで、本人はつらかったと思います。

でも、父は本当にポジティブな人でした。
世代が変わり
私の言うことを素直に聞いてくれました。
紙パンツも抵抗せずにはいてくれ、施設への泊まりも少しなら頑張ると言ってくれた父。
泊まりの次の日、私が迎えに来るのを待ち遠しく待っている姿は今でも忘れられません。
子供が、お泊り保育の次の日母親を見つけて喜ぶ表情と同じでした。
大好きなカラオケの歌詞が覚えられないのに、一生懸命テープを聴いている姿。
朝の連ドラを見ながら、私と同じところで泣いている顔。

もう天国に行ってしまい、私には両親がいません。
世代を担う立場になりました。
両親から私へ、そして子から孫へ伝えるもの。

それは何でしょうか?

ひとつ時代が終わり、両親の生きざまや後姿を見ながら考えてきたことを、子供達に伝える。
もう、すでに始まっているはずですが・・・。
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by k2kikiya | 2009-09-08 07:37 | ひと

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