軌跡をつくる   

アーティストや創り人、かたちの有無に関わらず表現者にとって、自分の軌跡はどのようにつくっていくのだろう。
作曲家は楽譜。陶芸家は器。歌手はCD。書道家は掛け軸。
それぞれ自分の生み出したものを残したいはず。
そして、命の続く限り表現者を続けたいと思うだろう。

今日、ある方の作品集を創るため第一回目のミーティング。
「売る」を目的とした作品集を創ります。

メンバーは作家と、デザイナーと販売元の社長と私。
ここまで来るのに結構な時間を費やした気がする。

作家は「売る」行為をどのように捉えていいか分からない。縦社会の歴史がながく、躊躇する気持ちもあり、今までの個展でも価格を表示しなかった。

私は、その業界のことを全く知らない無礼者なので、平気で業界の慣習を破る。
常に、素人のお客様の立場で作品を見る。
なので、気に入った作品があったら買いたい。家に飾りたいと純粋に思う。
でも、金額が分からない。では購買ルートは築けない。

売るということは、買って下さった方の家で大切に飾られるということ。
これは作家の軌跡をつくり、伝えるという高尚なことだと思う。

このことを討論しあって、もう何年も過ぎた。
いよいよ、本人も新しい軌跡づくりに本腰を入れる覚悟が出来たようだ。


人間はひとりで産まれて、ひとりで死んでいきます。
でも、今日一日を一生と考えれば、周りの力を借りながら、いかに自分を表現するか!
悩んでいる時間は無いはず。
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by k2kikiya | 2009-09-01 15:24 | 創り人 | Comments(0)

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